器 器
満ち足りた小さな場面。ふくよかな縞猫が皿の底に座り、顎を上げて、誰かが(いったい誰が?)のせた花冠をかぶっています。上からは縁越しに枝がひと振り — 深い藍のぼかしの葉、青のあいだに桜色がささやく花房。あとは白のまま。場面が呼吸するために。
工 工
景徳鎮で全て手描き:猫の縞はやわらかな呉須の濃淡で、葉群れは濡れたままの重ねぼかしで、桜色はいちばん優しい対位法として。釉はたっぷりと — 厚く、やわらかく、肥潤に(釉水肥潤)。指先にバターのように感じられる釉です。茶席の「壺承」として生まれましたが、菓子皿にも飾り皿にも同じように愛らしい。
仕様
- 産地 — 中国・景徳鎮
- 素材 — 高温焼成陶磁
- 装飾 — 手描き釉下呉須、桜色の差し色
- 釉薬 — 厚く、やわらかく、艶やか
- 用途 — 壺承・菓子皿・飾り皿
- 手入れ — 食洗機可、手洗いがより好ましい
猫は一匹ずつ手描き — 花冠の傾きかたもそれぞれです。それこそが持ち味です。





